フレームの小キズを修復する

 ライド先で自転車を看板に立て掛けて撮影していたら風でズリッと自転車がズレて看板でフレームをゴリッと擦ってしまいました。塗装ハゲとまでは行かないですが看板の塗料と擦り傷がついてしまったのでこれを修復してみます。



使うのはこの補修材「クイックス塗装面用キズリペアシステム」。車用ですが自転車でも有効です。基本的にはコンパウンド系です。1と2、ふたつのクリームがあって、1は少し粗目のコンパウンド+軽く塗装を溶かして傷の色を馴染ませる薬剤入り。2は仕上げのコンパウンドで艶出しの役割を担います。







まずは同梱の紙やすりで傷面に軽くペーパーがけ、凸凹を馴染ませます。




次に「1」のクリームを塗り、付属のウエスで傷を磨きます。





傷が消えるまで諦めないでひたすら磨きまくります。少しクリーム1を追加投入したり。




ハイ、傷が見えなくなりました。もうこれで修復完了!といってもいいくらい。(白いラインは傷じゃなくて光沢です)




ここから今度はクリーム「2」を投入して磨き上げます。





クリームの白いのがなくなるくらいまで磨き上げたら…ツヤツヤピカピカ、傷はどこにあったっけ?ってくらいの修復具合。完了です。(白いラインは映り込み光沢です)



輪行したり撮影したりの際、思いがけず擦ったりぶつけたりで小キズをつけてしまうことが少なくありませんが、この補修材でたいていの傷は見た目でわからないくらいまで修復できてます。
深い傷の場合は、一度タッチアップペンを塗って乾かしてからこのクイックスで補修すると目立たなくはできます。傷が深いと完全にふさぐのは難しいので「目立たなくする」という方向へ舵を切って修復しています。フレームの色に合ったタッチアップペンが見つかれば有用です。






同じようなコンパウンド系の修復剤は他にもいろいろあるかと思います。よりベターなものがあれば試してみたいところ。。
フレームの傷は心の傷。思いがけずつけてしまった自転車の傷がきれいに直れば気持ちもポジティブに修復されますね。