ロードバイクのチェーン交換
AmazonでSHIMANOデュラエースのチェーンを購入。アルテグラや105チェーンと比較してもデュラのチェーンは他パーツと違いそれほどびっくりするほどの価格差はありません。なのでこれまでも耐久性の高いデュラチェーンを使っていました。今回も同様、型番はCN-HG901-11。
ミッシングリンクで繋ぐタイプ。SHIMANOのミッシングリンクは繰り返し使用はできません。ミッシングリンクにははめ込み時の向きが刻印されています。また注意書きにはチェーンには表側は刻印の方だよってことが示されています。
ミッシングリンクの取り外し、取り付けに使う工具です。シマノ純正の工具が理想ですが、こちらのBIKEHANDのはお値段1/3以下、1,000円でお釣りが来るくらい。とりあえずこれで充分です。
ミッシングリンクが外れて切り離されたらチェーンを引き抜きます。捨ててしまうチェーンですが、その古いチェーンを触る作業も多いので、あらかじめパーツクリーナーで簡単にでもチェーン清掃しておいたほうがよかったです。
古いチェーンを引き抜いたら、新しいチェーンとコマ数を揃えて並べます。新品のチェーンは長いので、自分の自転車に合わせてカットする必要があります。古いチェーンとコマ数をそろえて並べれば、どのコマでカットすれば良いのかがわかります。
新旧チェーンのコマを揃える際は、古いチェーンのミッシングリンクを除いたコマを基準とします。しっかり揃えれば(しっかり揃えることができれば!)チェーンの伸び具合が目視できるでしょう。
カットするコマをしっかりチェーン切り工具にセット。このチェーンカッターはBIKEHANDの工具セットに入っていたものです。
チェーンピンの中央にしっかりピン抜きが当たるように気をつけながらグリグリとハンドルを回していきます。
ピンが抜けてきました。デュラエースのチェーンピンは軽量化のため中空の筒状になってます。
ピンが抜けてチェーンが切り離されました。
適正な長さになったチェーンをリアディレイラー側から通していきます。チェーンの表裏に間違いがないように、刻印の付いてるほうが表側です。
テンションプーリー→ガイドプーリー→カセットスプロケット、と通していきたいのですが、ちょっと手を滑らすとチェーン自体の重みでシュルシュルと戻って落ちてしまいます。新品のチェーンの表面は防錆のためにオイルがコーティングしてあるので滑りやすいのです。
リア側を通すことができたら、またチェーンの自重で戻って落ちてしまわないようにフロントにひっかけて安定させます。
リア側の端っこ
それぞれの端っこのコマにミッシングリンクを差し込み、両端のチェーンをグイッと引き寄せてミッシングリンク同士を仮止めします。チェーンの回転方向に対してこっち向き、って矢印が刻印してあります。
仮止めの状態です。まだパチっとハマっていません。
プライヤー工具を使って外したしたときとは逆にこんどは開く動作でミッシングリンクをハメることができます。。できるはず。。できない。。これ以上無理に力をかけると工具が壊れそうなのでこの方法は諦めました。SHIMANO純正の工具ならこれもうまくいくのでしょうね。。
仮止めしたミッシングリンクの位置をフロントギアの12時位置あたりにもっていき、クランクを踏み込みやすい3時〜4時の位置へ。これでグッと踏み込むとパチンと音がしてあっさりハマりました。
チェーンを通して仮止めしたときのクランク位置によっては必ずしもこうした12時4時の関係にならないかもしれません。その際は、ミッシングリンクがチェーンドライブの上辺にありクランクが踏み込みやすい位置にあれば、この踏み込み方式でハメられるかと思われます。
カラカラと手でクランクを回し、変速もして、チェーンの回り方に異常がないことを確認して、無事チェーン交換終了です。
先日のチェーンリング交換では収まらなかったチリチリ異音は今回のチェーン交換で直るかどうか、。
作業の難易度的には、チェーンの長さが前回と同じであればさほど難しくはないかな。リアディレーラーをショート→ロングにしたり大きい歯数のスプロケに変更するとチェーンの長さを適切に変更しないといけないので、それはまた調整スキルが求められます。そういう変更をしない限り次回のチェーン交換もまた自力でやることでしょう。そのときまでにはチェーンフックを買っておこう。